フォニックス萎え

英語を母国語とする国では母国語教育の一環でフォニックスなるものが教えられているそうだ。どんなものなのか知らなかったので、フォニックスを学ぶことで英語学習にいい影響があるだろうかと期待しつつ調べてみた。一言でいうと、「発音とスペルの対応づけの規則集」だ。ある単語の発音を知っていればそのスペルがわかり、スペルがわかっていればその読み方がわかる、そうなることを目的とした知識である。

とは言っても英語のスペルは不規則だ。toughとthroughなど、母音部分の綴りが同じだが読みがまったく異なるものがわんさかある。だから、フォニックスを学んだところで、ありとあらゆる英単語の読みがわかるようになるというものではない。知らない単語を読むときに正しく発音できる確率が高まる程度のもののようだ。

萎えた。

これを今から学んだところで特に目が開かれるようなことはなさそうだ。スペルから発音を推測できたところで、結局のところ正しい発音を知るには、音として聞くか、辞書にある発音記号に頼らざるを得ない。それに、これまでの英語学習を通じて、当てずっぽうで読むぐらいのことはボチボチできるようになってしまっている。う〜ん、残念。

英語って音と綴りが不規則で不便な言語だな、と思ったものの、日本語の方が何千(何万?)という漢字にそれぞれ音読み・訓読みなんてものがあったりしてよっぽどクレイジーかもな、とも思う。