ケータイ向けサービスも国境を越えた、と感じる日々

iPhoneを手に入れて一通り機能をいじったあと、はじめてApp StoreからダウンロードしたアプリはPhotoShare。作者の一人の中島聡さんのブログでよく宣伝していたので試しにインストールして遊んでいる。

あえて一言で説明するなら「iPhoneFlickr」なのだが、中島さんはライフ・ログのツールであってFlickrとは違うと主張している。実際のところ、アーティスティックな写真から、素朴な日常を写したものや単なるネタまでいろんなものが混じっている。どちらかというと日常を手軽に撮影したものが多く、ライフ・ログの交流の場としては機能しつつあるんじゃないだろうか。まあ、iPhoneアプリであるという性質上ほとんどの写真はiPhoneで撮ったものになるから、機能的にはFlickrと区別できなくても結果的にFlickrとは違うおもむきを持つサービスになっていくのだろう。


アプリの内容はそんなところなのだが、それより強く感じたのは「ケータイ向けサービスも国境がなくなっちまったんだなぁ」ということだった。iPhone向けに一つサービスを作れば世界中の人がそれを利用できてしまう。それぞれ契約しているキャリアは違っても持っているハードが同じだから、おなじプログラムが動作する。ブラウザも(今のところ)ひとつだからウェブアプリもブラウザごとの挙動の違いを気にしなくていい。

正直なところ日本の携帯電話のほうが優れていると思う点もあるけど、iPhoneがもたらしたこのボーダレス感といったらいいのかフラット感といったらいいのか、世界の広がりは、今のところ気持ちいい。


ところでPhotoShareにアップされる写真に日本語タイトルのものが多すぎるような気がして、英語圏の人たちの足を遠ざけないかと、余計なお世話ながら心配してしまう。そんなわけでぼくは気を使って英語のタイトルをつけてます・・・。


そんな素朴な日常の中の一枚: