Google Tech Talk in 京都に参加してきた

Googleのイベントはこれまで何度もあったと思うが、これまで気が付いた範囲では平日開催ばかりで全部スルーしてきた。それが今回は休日しかも京都で開かれるということで、参加させていただいた。わりとこじんまりとやるのかと想像していたら、ホテルの宴会ルーム?に人がぎっしり詰まっていてビックリした。普段小さい世界に生きていると世界的な知名度を誇る企業がどんなものなのかという想像力を失ってしまうものなのか。ただ、Googleの人にとっても予想以上の盛況ぶりだったみたい。関西の人は実はこういう機会に飢えているということなんだろうか。

http://services.google.com/events/kyoto-techtalk2008

3人のGooglerとはてなの伊藤さんのトークがあったのだが、一番関心のあったAndroidについては特に新鮮な話はなかった。もともとAndroidアプリ開発の知識はゼロだったのだが、話を聞く限りiPhoneのソフトウェアの構成とよく似ているという印象だった。iPhoneObjective-Cでやっている部分をAndroidではJavaでやっているといった感じ。パフォーマンス的にはJava VMを経由しない分だけiPhoneの方が優れているといったところなのかな。

さすがにGoogleのイベントというべきか、会場にはNTTやKDDIなどの大会社の方もいらしていた。質疑応答ではIOデータの人も質問していた。その方はAndroidのハードがいつ使えるようになるのかが気になっていた模様。

意外だったのは、トークの後の交流会のときにトークをした方々の周りにあまり人だかりができていなかったこと。Googleという名前につられてミーハー気分で来た人が多かったのか、それとも関西人は意外とシャイなのか。おかげではてなの伊藤さんとGoogleの若狭さんに長々と食らいつくことができて良かったのですが。
ちなみに伊藤さんはすでに脱ゲーマーだそうで、メタルギアの新作やりたさにPS3と新しいテレビを買った話をしたら「おわってますね」との言葉を賜りましたw。テレビゲームをするのはあくまでUIおよびユーザビリティの研究のためです、・・・たぶん。
あと、はてなクラブではソフトウェア開発者はサンプルとして優先度がかなり低いそうで、はてな本社に潜入できる日は当分訪れなさそうです。まあ、ソフトウェア開発者ならはてな社内にすでにいるからわざわざ被験者として外から呼び寄せようとは思わんよな。はてなクラブ申し込み時に職業「小学校教諭」とでもしておけばよかったのかな。


ところでAndroidを搭載したデバイスとしては通話機能のないインターネットコミュニケータ端末がでたらうれしい。毎月サービス料金を徴収されるよりは、端末を購入したらそれっきりというほうがいい。AndroidオープンソースになることだけはGoogleの人も確約していたので、そんな端末をケータイのキャリアと無関係にどこかのメーカーが出してくれるんじゃないかと期待してます。