成功はゴミ箱の中に

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

マクドナルドの創業者レイ・クロックさんの自伝。

ピアノ弾き、紙コップやミキサーの営業を経て50歳を過ぎてマクドナルド兄弟のハンバーガー屋に出会い、その店のシステムに感銘を受けてチェーン展開を開始する。材料の仕入れや作業効率を上げるためにやった工夫の話なども興味深かった。

メニュー構成のシンプルさが業務効率を高めるための最大のポイントだったようで、今はどうだか知らないが、「Keep It Simple, Stupid」がマクドナルドのモットーとなったらしい。このK.I.S.Sという言葉を僕が初めて耳にしたのはコンピュータ・プログラムの分野だったのでマクドナルドで同じ言葉が使われているというのがちょっと新鮮だった。それで今度はこのK.I.S.Sって言葉はコンピュータ文化圏の外でも一般的に使われるものなのかが気になりだして調べてみるとWikipediaにも記述があった。

=> http://en.wikipedia.org/wiki/KISS_principle

マクドナルドが成長する過程で問題も発生するけれど、特に悲壮感もなく一つずつ乗り越えて目標めがけて突き進む。そんな姿がなんともアメリカ的というかスポーツマンな感じがした。