メタルギアソリッド４

クリアした感想を一言でいうと「スネーク、お疲れさん！」

メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット (スペシャルエディション)

スネークに死が迫っているため、これまでのシリーズと比べて素直に笑えるユーモアが乏しく、任務の重々しさばかりがのしかかってくる。こんな調子で話が進んで、リキッドを倒してスネークも老衰で死にました、では救いがないよなぁなんて思いながらプレーした。やってる最中には物悲しい結末しか想像できなかったけど、晴れ晴れとした気持ちになれる結末だった。

スネークの物語のファンとしては満足な作品だと思う。しかし、「映画の合間にゲームがある」感が強くなって、ゲームとしてはちょっと物足りなく感じた。ゲームとして面白くないというわけではないけど、ストーリーテリングとゲームのバランスが良いとは言いがたい。あと、メタルギアシリーズの登場人物の同窓会にもなっているので、過去のシリーズを体験していない人にとっては慣れないゲームシステムと未知の登場人物がばんばん出てくるストーリーの両方が負担となる。だからこれがはじめてのメタルギアという人はあまり楽しめないんじゃないだろうか。

そんなわけで、これまでのメタルギアソリッドを楽しんできた人におすすめ。