ロングテール
- Amazonはリアルな書店では取り扱わない売り上げ13万位以下の書籍から多くの売り上げを上げている
- Googleは訪れる人がさほど多くないサイトでもそのサイトの内容にマッチした広告をピンポイントで出すというサービスを、きわめて多数のサイトに出すことで多くの利益を出している
という、わかりやすい事例を挙げて説明している。要するにこれまで企業が切り捨ててきた細かい部分を多量にかき集めることで大きな利益に結びつけるということ。「はぁ〜」と「なるほど〜」を繰り返しながら読んだ。ただ、この考えを理解するのは簡単だけど、仕組みとして構築するには人間の介在を排除した自動化の仕組みが必要となる。少額の取引を多量に実行するということなので、取引にいちいち人間が関わると時間と金がかかってしまい商売にならないからだ。まあ、そこが腕の見せ所。
このロングテールという話を読んでいるとき、安い宴会屋の肉は骨にこびりついた肉を寄せ集めて作られている、という昔聞いた話を思い出した。