ロード・オブ・ウォー

ユーリー・オルロフという武器商人の半生を描いた映画。事実にもとづいて作られた映画だそうだ。

ニューヨークの治安の悪い地域で育った主人公はそこで武器の売買を始める。そのビジネスが軌道に乗ったころ,まだそんなに金持ちでもないのに自分が大金持ちであるように見せかけて,以前から思いを寄せていた女性と結婚する。やがてビジネスは成長し,自分が演出していた以上の金持ちになってしまう。そうして商売がうまくいく一方で,ジャック・バレンタインという捜査官に目をつけられ,ユーリーの犯罪の証拠を掴みたいジャックと彼の目をかいくぐって商売を遂行したいユーリーの駆け引きが始まる。

結局彼は逮捕されるのだが,取調室でジャックに対して自分はすぐに保釈されるだろうと予告する。そして実際に彼はすぐに保釈されてしまう。なぜ彼はあっさりと保釈されたのか,その答えはなんとも不条理でやるせない。