[本]Harry Potter and the Deathly Hallows
半年近くをかけて、ようやくHarry Potterの原書全七巻を読み終えた。
Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK)
- 作者: J. K. Rowling
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: ペーパーバック
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偉大な魔法使いだったDumbledoreもVoldemortも、その実像が明らかになるにつれて、過度な期待や恐れを抱かずに見れる存在になってくる。偉大な存在も子供の頃はちょっと優秀なだけの普通の存在であり、その後に抱いた野心と行動によって特殊な存在になっていっただけなのだ。
振り返ってみれば、全巻を通して描かれていることは「人は幻想を見て生きており、その幻想の裏にはあなたが想像していることとは全然違う事情やカラクリがあるもんなんだよ」ということだったように思う。他の生徒からHarryが受ける賞賛や軽蔑も、ことの実態を知らない人が結果だけを見て勝手に誇張したりねじ曲げたりしたものだった。まあ、人間はそんなもんなんだろうけど、このことを自覚しているかどうかは人としてのクオリティに大きな差を生むんじゃないだろうか。
そんなことはともかく、Snapeがメタルギアソリッド3のThe Boss並みに熱かった。