ヘッドホンという道楽

iPod付属のイヤホンが昨年末に壊れてしまい、代わりに2000円台のSONY製のものを購入した。それはそれで特に文句も問題もなかったのだけれど、幸か不幸か世の中にはいろんなヘッドホンがあるっちゅうことを知り、興味を持ちだしていろいろ調べ出した。

そこで世の中にはノイズキャンセリング機能付きヘッドホンというものがあることを知った。周辺環境のノイズと位相が逆の音を出すことで、耳に届くノイズを小さくするという仕組みらしい。そんなにうまくいくのだろうかと疑問に思いつつも、すっかり興味がそそられてしまったもんで、寺町の電気屋で物色してみた。それで購入したのがこれ。

SONY ノイズキャンセリングヘッドホン ホワイト MDR-NC22 W

SONY ノイズキャンセリングヘッドホン ホワイト MDR-NC22 W

耳にはめてノイズキャンセリング機能のスイッチのON/OFFを繰り返してみると、確かに周囲の雑音は小さくなった。なるほど、なかなかよいではないか。でも、ノイズを打ち消すために出している音なのかなんだかわからないが、うっすらと別のノイズっぽい音がかすかに漂っている。静かな環境でノイズキャンセリング機能を使うと、その新たなノイズのほうが耳につくようになる。環境によってON/OFFを使い分ければいいのだろうけど、せっかく付いている機能は何が何でも使いたいというのが人情ではないか。
そもそもこのイヤホンはカナル式なので、ノイズキャンセリング機能を使わなくてもちょっとは周辺の雑音が抑えられてたりする・・・。


ネットで情報をあさってみると、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンとしてはBOSE社のQuietComfortシリーズが著名らしい。
http://www.bose-export.com/products/headphones/qc3/index.html
何を考えているのか、売る場所が限定されていてAmazonでも売っていない。BOSE社のサイトかAppleストアぐらいしか扱っていない。ネットでも買えるけど、値段が値段だけに一度実物を試してみたいと思い、心斎橋にあるアップルストアに出向いてきた。iPod nanoに繋がれているQuietComfort3を装着して電源のON/OFFを繰り返してみた。そのときの感想は「これが本物か」ってなところ。店が賑やかな場所にあり雑音も多いためか、あからさまにその効果を味わえた。電源を入れた瞬間、スッと雑音が遠のくように小さくなるのだが、同時になぜかちょっと気分が軽くなる感じがした。雑音にさらされているだけでもストレスを受けてしまっているものなんだろうか。なんといいますか、「イイモノ」です。

ちなみに音の特徴は低音がでかい、BOSEに特徴的なものなので、人によってはお気に召さないかもしれない。

遮音性能というだけならShure社のE2C, E3C, E4Cなどのシリーズも人気どころのようだが、こちらは耳にずっぽりとイヤホンを差し込む耳栓タイプのものだ。イヤホンのコードを耳の上側を通して耳の裏から下に垂らすという、一風変わったスタイルだ。店頭で試しにつけてみたが、若干装着しづらい。耳に差し込む部分のアタッチメントにいろんな種類があって、用途や好みで使い分けられるようになっている。

【国内正規品】 SHURE E4C-J ヘッドフォン(ホワイト)

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