Ubuntu Linuxってクライアント用として実用レベルな気がするのですが。

Linux Worldの付録にあったUbuntu 6.10をLet's note (CF-W2)にインストールした。この前にはDebianを入れていてそれなりに上手く動いていたけれど、満足に動かすためには自分でドライバをダウンロードしたり設定ファイルを書き換えたりする必要があった。それはそれで学ぶものがあってよい面もあるが、やはり面倒でもある。それで、前々から名前は知っていて評判よさそうなUbuntuについて調べ、今日インストールしてみた。本屋に行ったらたまたまLinux Worldの付録についていたのでそれを使った。ちなみに付属のCDはオリジナルのものではなく、日本のUbuntuコミュニティの方々が日本語で快適に使えるようにローカライズしたものだそうだ。

Linux WORLD (リナックス・ワールド) 2007年 01月号 [雑誌]

Linux WORLD (リナックス・ワールド) 2007年 01月号 [雑誌]

インストール作業はすごく簡単だった。CDを入れてブートするとKNOPPIXのようにLinuxが起動し、デスクトップ上にある「インストール」という名前のアイコンをダブルクリックするとインストール作業が開始する。インストールする言語とキーボードの種類とパーティションの設定を決めるとインストールが始まる。アプリケーションの選択すらない。そしてインストールが終わると再起動。

Debianでは自分でいろいろインストールする必要があった無線LANもはじめから使えるし、サスペンド&復帰できるし、タッチパッドでクリックできるし、タッチパッドの縁をなでなでするとマウスホイールを転がしたのと同じ効果があるし、文字コードUTF-8が標準になってるし、Anthy+SCIMCANNA+kinput2のような古くささがないし、これまでLinuxに感じてきた「なんだかなぁ」なポイントがことごとく解消されている。まあ、Fedora Coreでもこれぐらいは大した労力なくできちゃうのかもしれないけど、ただインストールしただけでこの状態になっているってのはスバラシイと思う。


なんというか、Linuxでひさしぶりに感動した。関係者の方々に感謝。