オステオパシーを受けてきた

前々から姿勢が悪く、さぞかし骨もゆがんでいるに違いないと確信していて、このままだと確実に体に悪影響が出ると思っていた。それでこの度、積年の体のゆがみを正し、好ましい生活習慣を学ぶべく、オステオパシーをやっているところに行ってきた。

オステオパシーは整体に似ているが、処置の仕方はずっと穏やかで、正常な位置からずれている骨を正しい位置に戻すことで神経の圧迫を取り除くことなどによって体の働きを正常化する、というもの。アメリカでは医者になる訓練+オステオパシーの手技の訓練を積めばDO(Doctor of Osteopathy)の資格が与えられるそうな。


細長いテーブルにまたがるようにして座ると、開口一番「まず姿勢が悪い」と言われ、正しい姿勢を講義される。仙骨が前方に傾くように腰をグイグイ押される。正しい姿勢はけっこうしんどい。

それから別の台に移りうつぶせになる。この台は真ん中のところで折れたりねじれたりする作りになっていて、寝そべったまま上半身と下半身をねじったり、背中をそらせたりできる。それで患者の姿勢を固定した状態で先生が指で骨を押したり、振動を与える機械で背骨に力を加える。機械を使うのは、すべてを手でやっていたらしんどすぎるからだと思われる。

一通り手技が終わると鍼治療もされた。はじめての鍼治療だったのでどんなものなのか想像できなかった。刺されてみると「なんかチクッとしたような気もする」という程度の感覚だった。足や首に鍼を刺したまま5分ほど放置されたときに首を軽く動かすと横でぷらんぷらんしているのがわかった。痛みがまったくないというのもそれはそれで効果があるような気がしない。

治療が終わると、姿勢が悪くならないように背中にテーピングされ、特に硬くなっていた腰の右側に鍼らしきものを埋め込まれた。「かゆくなったらとってね」とのこと。なんだかんだと1時間20分ぐらい経過していた。

その後姿勢に気をつけて生活しているのだが、慣れていないせいか腰が疲れる。