パソコンでのファイル管理はどうなる?

ちょっとしたメモをパソコンで書くとき、それをどこに保存しようかとふと悩む。だいたいmemoという名前のフォルダに放り込んでしまうのだが、書くだけ書いておいて後から改めて見直すことはほとんどない。おまけにファイルの数が増えてしまい、ここのファイルは埋没していく。

そんな感じでメモの管理は煩わしくなるから、アウトラインプロセッサをメモツールとして使ったりもする。Emacsだとhowmという面白いアプリケーションもある。しかしこれらのツールはテキストしか使えないというのがほとんどで、たいていはそれで事足りるのだが、たまには図や数式も書き残したいことがある。

ところが最近GoogleデスクトップやSpotlightが登場してパソコン内のデータの検索が手軽にできるようになった。今のところ頻繁に活用してはいないけど、たまに使ってみると便利だなと思う。これを使えばmemoフォルダに膨大な数のファイルを放り込んでも、目当てのファイルを探すのは簡単だ。ただ、「ファイルを探す」というタスクを遂行するときに「検索する」という行動をとる発想が真っ先に浮かぶようになっていないせいか、適当なツールでメモをとって同じフォルダにバンバン放り込むということを実践することに抵抗を感じてしまう。

とは言っても、これからの流れとしては自分でフォルダ構造を整理してファイルを適切な場所に保管するという習慣は弱まり、適当に(あるいはアプリケーションにより自動的に)保存したファイルを検索ツールで探すという習慣が普及していくのだと思う。

長年手作業でファイル管理してきたもんだから、意識して検索機能を活用するようにしないとなかなか習慣にはならない。検索でファイルを探すように心がけよう。